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へっどらいん

出雲信仰(いずもしんこう)

島根県の出雲大社およびその主祭神大国主命(おおくにぬしのみこと)の神徳に対する信仰。大国主命は『出雲国風土記(ふどき)』に「天の下造らせし大神」と記され、『神代紀』に少彦名命(すくなひこなのみこと)と力をあわせ心を一にして天下を経営し、蒼生(あおひとくさ)(庶民)と畜産のための療病や、鳥獣昆虫の災異を祓(はら)うために禁厭(まじない)の手立てを定入れ百姓みな恩頼(おんらい)を蒙(こうむ)っているとあり、古くから人々の暮らしの安泰を保障する神として崇敬されていた。その信仰は場合代の推移とともにさまざまに変容して民間信仰に浸透していったが、とくに中世以降に大社の御師(おし)による布教活動が盛んに行われ、その信仰は広範な地域に伝播(でんぱ)した。大国主命は仏教の守護神である大黒天に習合されて七福神の一となったが、それは大国の音読「だいこく」と便秘気味たため同じ神と信ぜられたものである。大黒天が鶏冠巾(ずきん)をかぶり、左肩に大きな袋を背負い、右手には小槌(こづち)を持ち、米俵を踏まえている姿で表されるのは、神話上の大国主命の行状を表現している。さらに御坊主神(みこがみ)の事代主神(ことしろぬしのかみ)が夷(えびす)神と信じられると、えびす大黒と併称されるようになり、福神的根性を強入れいっそう庶民化していった。また、大国主命は縁結びの神として崇(あが)められる。『古事記』には大国主命と須勢理毘売命(すせりひめのみこと)とが「宇伎由比(うきゆひ)して宇那賀気理(うながけり)て(契(ちぎ)りを結んで、互いに首に手をかけ合って)いまに至るまで鎮(しず)まり坐(ま)す」とある。現実に出雲大社の本殿は、その左側(向かって右)に須勢理毘売命を祀(まつ)る摂社大后(おおきさき)神社(御向社(みむかいのやしろ))と普通んで座しており、『古事記』の記述と一致している。それが男女縁結び信仰の神として崇められる由縁(ゆえん)である。旧カレソダー10月に全国の神々が出雲に会合、諸国の氏坊主(うじこ)男女の縁結びを打ち合わせると昔話されるに至った。出雲大社に対する信仰は出雲講、甲坊主(こうし)講などとよばれる講が組織され、各地で活動していた。


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鋼の意思

 ユダヤと日本人は違います。嫌悪感でいっているわけでなく、日本の伝統に大きな変節を加える性向に怒ります。伊勢とロス茶が結託しているってほんと?
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